作業場のメモ

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Tronxy XY-2 PRO TITAN デュアルドライブエクストルーダに交換

Tronxy XY-2 PRO TITANのエクストルーダーを以下のデュアルドライブエクストルーダ(BMG押出機)に交換しました。

 

デフォルトのエクストルーダで特に不満は無かったのですが、段々とフィラメントの出力が怪しくなってきました。押出量が少ないようで1層目のブリムすらまともに出力できません。

ノズル詰まりも疑いましたがエクストルーダのフィラメントと接するギアが滑っているようで、ギアがフィラメントカス塗れでした。

ギアへフィラメントを押し付けるダイヤルを調整してもPETGなら噛み込んでくれるのですが、ABSフィラメント&0.2mmノズルだと滑って真っ当に出力できません。

写真のフィラメントに接するギアだけ欲しかったのですが、あまり売ってないこと・売っててもギアの歯数、軸の寸法など詳細を記載しているものが見つからないこと・上記のエクストルーダが2000円ちょっとであることからまるっと交換することにしました。

 

とりあえずポン付けで載せ替えた写真がこちらです。

注意点としましては

1.モーターは既設流用(価格を考えたら当然)

2.モーターシャフトに取り付ける付属ドライブギアのイモネジが短い(既設ギアのイモネジを流用)

3.ステーにモーターを固定するのではなく、エクストルーダとモーターでステーをサンドしてネジ止めする必要がある。モーターのネジ穴を感で探す必要がある。(気合で)

4.フィラメントセンサーが合わない

 

4番については、フィラメントの引込位置の違いからセンサーが利用できなくなります。

写真では分かりづらいですが、おおよそ高さ方向に5mm、水平方向に16mm程度ズレました。

 

というわけでセンサー台を適当に設計・出力して完成です。

 

今回はソフト上の回転方向やギア比等はいじらずにポン付けで動作してくれましたので非常にありがたいです。

元々がTITANエクストルーダではない・不格好なので取り付け向きを逆にしたいという方はソフト上の設定が必要なので注意が必要です。

 

これでABS樹脂0.2mmノズルで細かい出力が出来るようになりました。

印刷精度向上のため、時間があればダイレクトドライブ化もしてみたいと思います。