作業場のメモ

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Tronxy XY-2 Pro ビルドプレート反り対策にPEIシート導入

Tronxy XY-2 Proを使用していますが、本体付属品のプラットフォームシートにおいてビルドプレートの反り対策が課題となっていました。

標準品のシートはベッドに対して四隅をWクリップで止めるだけの簡易なものですが、ABSフィラメントの収縮でちゃんと定着しているもののプレートそのものが歪むため、結果的に定着面が歪む問題が発生していました。

そこで、傷んだシートの交換と定着面の反り対策として、PEIシートを試してみました。

 

今回はAliExpressで購入しました

https://ja.aliexpress.com/item/1005006198434969.html?spm=a2g0o.order_list.order_list_main.17.2aae585a0uY99E&gatewayAdapt=glo2jpn

254mm × 254 mm のマグネットーシート付き(with base)です、3000円ちょっとでした。

マグネットシートには初めから両面テープが付いているため、取り付けはベッドにマグネットシートを貼り付けるだけで完成です、非常にお手軽です。

 

というわけで比較です、まずはPEIシート導入前、標準シートです。

写真はレベリングの状態です、Tronxy XY-2 Proは印刷面積が広いこともあってなかなか平面が出づらいです。

微調整を繰り返して、どうしても合わないところにアルミホイルを敷いてみたりとやりましたが、誤差0.5以下にすることは無理だと考えあきらめました。

 

続いてABSフィラメントを使用した印刷物の状態です。

ABSの収縮によるシートの波打ちが激しいです。

フィラメントの吸湿により表面が粗いですがそこは気にしないでください。

 

次にPEIシート導入後の写真です。

まずはレベリングです、わりとすぐに誤差0.3以下にすることができました。

もう少し追い込めそうですが面倒なのでとりあえずヨシとします。

 

そして印刷物です、シートの波打ちが無くなりました、マグネットシート万歳。

左がPEIシート使用、右が標準シート使用です。

ばっちり底面の反り対策ができました。

また印刷物を剥がす際も、標準シートよりは剥がしやすかったです。PEIシートに残ったスカートについては、苦労すれば爪でなんとか剥がせるというレベルの定着具合でした。

 

PEIシートのメリットとしては

・ベッドに対し点ではなく面で固定するため、反り対策ができる。

・印刷物が剥がしやすい

・レベリングがし易い

などが使用してみた感想です、正直早く変えとけば良かったと思っています。

 

デメリットとしては標準シートよりは価格が高いことでしょうか。

ただよほど耐久性が悪くない限りはメリットが勝るので、PEIシート導入はおすすめです。