作業場のメモ

家電などの設定記録や修理記録などの雑記帳

AutoHotkeyを使いタブブラウザのタブをホイール操作で切り替える

私はタブブラウザのタブを大量に開きマウスホイールでタブをくるくる切り替えたい派の人間です。

しかしFirefoxChromeなどのブラウザ側が対応していません。

その昔はかざぐるマウスを使っていましたがいつの頃からか使えなくなりました。

アドオンはブラウザのバージョンアップによって使えなくなったり、できれば余計なアドオンを入れたくない派の人もいます。

Firefoxはconfig弄ればできるようですが、バージョンアップ等で初期値に戻されそうな内部設定は出来るだけ触りたくない、それにChromeでもホイールでタブくるくるしたい。

その結果、現在使用しているのがAutoHotkeyというスクリプトで任意のホットキーexeファイルを作成するソフトを使った方法です。

 

手っ取り早く試してみたい方はこちらのexeファイルをお試しください。

https://www.dropbox.com/s/26t4j6ivhjhj1fn/tab_wheel2.zip?dl=0

 

こちらのexeはシンプルさを追求したため終了するにはタスクマネージャーでKILLするかPCを再起動する必要がありますのでご注意下さい。(適当)

 

よくわからん個人サイトのexeファイルなんて実行出来るかという方、至極真っ当なご意見です、下記スクリプトを参照しご自分でexeにコンバート下さい。

 

やり方

各ブラウザにはキーボードでタブを切り替えるためのショートカットキー(Ctrl+Pageup、PageDownなど)が設定されています。

そこで現在アクティブになっている指定したブラウザの特定のエリアでホイール操作を行うという条件に対し、Ctrl+Pageup or PageDownのキーを割り当てるという荒業を用いたのが以下のスクリプトです。

 

#NoTrayIcon

;;hotkeyinterval
#HotkeyInterval 500
#MaxHotkeysPerInterval 100

;; Wheel Scroll Tabs for Firefox

#IfWinActive ahk_class MozillaWindowClass
 ~$WheelDown:: 
 ~$WheelUp:: 
    MouseGetPos,, yaxis 
    IfGreater,yaxis,40, Return 
    IfEqual,A_ThisHotkey,~$WheelDown, Send,^{PgDn} 
                                 Else Send,^{PgUp} 
Return 


;; Wheel Scroll Tabs for Google Chrome 

#IfWinActive ahk_class Chrome_WidgetWin_1
 ~$WheelDown:: 
 ~$WheelUp:: 
    MouseGetPos,, yaxis 
    IfGreater,yaxis,40, Return 
    IfEqual,A_ThisHotkey,~$WheelDown, Send,^{PgDn} 
                                 Else Send,^{PgUp} 
Return 

 

このスクリプトFirefoxChromeのウィンドウがアクティブであり、ホイール操作をしたときのマウスポインタの位置がアドレスバーよりも上(40という数値がだいたいタブとアドレスバーの境界)にあるとき、Ctrl+Pageup or PageDownを入力するホットキーです。

この書き方だとマウスポインタがタブよりも更に上、ブラウザウインドウの外にあっても動作しますが、それはそれで便利なためそのままとしています。

hotkeyintervalは高速でホイールするとAutoHotkeyのソフトが処理落ちするため設けたものです。

 

メリット・デメリット

このソフトのメリットは一度exeを作ってしまえば、AutoHotkeyをインストールしていないパソコンでも使える(AutoHotkeyはあくまでスクリプトをexeにコンバートするソフトである)という点と、ahk_classの名前を変えることでショートカットキーが使えるソフトであればなんでも対応できるという点です。

 

デメリットとしてはタブくるくるのためだけに存在するソフトが常に裏で常駐する必要があるということですが、メモリ消費が2MB程度であること、なにより利便性からこの方法を取りました。

 

スタートアップ

あとは適当な場所に保存して以下のスタートアップにショートカットを入れておけば完成です。

C:Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup

 

任天堂64 電源ユニット出力電圧調整

久々に任天堂64で風来のシレン2の最果てに挑戦していますが、64の機嫌がいつの間にか非常に悪くなっていました。

症状は以下のとおりです。

  • 突然本体がリセットされる
  • 突然画面が消えて電源を入り切りしないと元に戻らない
  • 入り切りしても元に戻るときと戻らない時がある
  • 機嫌がいいときはなかなか落ちない、けど落ちるときは落ちる
  • 画面が消えたりリセットされているとき、電源ランプは点きっぱなし

 

風来のシレンであれば突然のリセットでも途中から復帰できるので遊べないことはないですが非常にストレスなのでなんとかします。

症状から電源電圧が不安定な可能性があります。

 

というわけで電源ユニットを分解します。

ネジは任天堂のいつもの星型ネジです、特殊ドライバーをまだ持ってないのでマイナスドライバーやラジオペンチを駆使して気合と根性で回します。(怪我に注意)

 

というわけで中身です、中央のトランスがケースにテープで接着されており剥がすのに苦労しました。おそらく放熱テープですかね。

 

調べたところ電解コンデンサはパンクしていないようですが、電源電圧がおかしいです。

ケース記載の電圧はDC3.3V・DC12Vですが、測定値は3.49V・10.78Vでした、12Vラインが低い気がします。

一応出力電圧調整用の半固定抵抗は付いていますが、3.3Vラインと12Vラインのどちらも電圧が増減し、個々に調整はできないようです。

12Vラインの電圧低下を調査しましたが、何が原因かはわかりませんでした。

 

というわけで最終的に半固定抵抗で出力電圧を3.66V・11.3Vに調整しました。

12Vラインの電圧がまだ足りていませんが初期値よりマシなのでヨシ。

3.3Vラインの電圧が10%ちょい高いですが、3.3Vという低い電圧の10%なのでとりあえずヨシ。(適当)

 

組み直してテストしたところ無事?に電源が落ちなくなりました!

3.3Vラインの過電圧が非常に心配でどこかの部品の寿命を縮めてる気もしますし発火しないとも限りませんが、今のところ本体は正常稼働しているのでヨシ。

まあ流石に心配なのでシレン2が移植されるまでのつなぎとしてハードオフで電源ユニットだけ買ってくるとします。(移植はいつになることやら)

任天堂AVケーブル RCAプラグを交換

スーパーファミコン任天堂64で遊ぶ際にテレビに接続するAVケーブル(3色ケーブル)ですが、抜き差しするうちに接触が悪くなります。

 

刺したあとにグリグリする、チョット引き抜く、ティッシュ等で詰め物を入れて角度を微調整するなどは誰もがやったと思います・・・多分

 

今回は久々に引っ張り出した任天堂64のAVケーブルがこの状態で映像がプラグの差込み具合によっては乱れる、音声が片方全く出ないという状態だったためプラグを交換しました。

 

まずは材料です、以下のプラグをmonotaroしました。

www.monotaro.com

 

黄・白・赤を一個ずつ買いましたので300円弱です。

既存のプラグをぶった切ってサクッと交換します。


交換完了です。

 

音声がステレオで聞こえるようになり映像の乱れも無くなりました。

これで懐かしのゲームが楽しめる!

 

かと思いきや64本体にも異常があるようで画面が突然暗くなる、電源ランプが付いてるのに突然ゲームが再起動するor画面が消えて電源入り切りが必要になる等の不具合が頻発しました。

こちらもなんとかしましたので近いうちに投稿します。

バイクの消えたキーシリンダーの印字 3Dプリンターで立体文字化

バイクのキーシリンダーは、少ないものであればON-OFFの2点、ハンドルロックも加えたON-OFF-LOCKの3点が一般的かと思います。

多くてもこれにパーキングを加えたP-ON-OFF-LOCKの4点でしょう。

しかしスズキのACROSS250はこれにメットインの開放、更に燃料給油口の開放を加えたOPEN-ON-FUEL-OFF-LOCK-Pの6点ポジションがあります。

しかもOPENからOFFまでは30度刻みです、割りと細かいです。

 

もちろんシリンダーに各ポジションがちゃんと印字がされていますが、現在私のバイクはこの状態です。

うっすら文字が見えるかと思います、写真では分かりづらいかと思いますが現物も分かりづらいです。

せめて彫り込みにしてくれればチョークでも塗り込むのですが文字が浮き出てるタイプです、面倒です。

 

プリンターでそれっぽいステッカーを印刷してラミネートして貼っていましたが、雨と紫外線であっという間に劣化しました。

ならばということで3Dプリンターでそれっぽいものを作ってみました。

 

Inkscapeで文字を書く

今回のメインとなる文字はInkscapeを使用して書きました。

曲線上に文字データを配置することができ、印字した文字をパスに変換すればFreeCADに取り込むこともできます。

  1. シリンダーの原寸サイズ(今回であれば半径30mm)に収まるように、文字を納める補助線となる円のパスを作成。
  2. ピンと来るフォントを探し当て印字したい文字を入力。(今回は「Bahnschrift」というフォントを使用)
  3. 1のパスと2のテキストを選択し、「テキストをパス上に配置」を選択。
  4. 円のパスを回転・テキストにスペースを入れて全体の位置をざっくりと調整し、フォントのサイズ・太字・文字幅・文字間幅を微調整する。
  5. 文字をパスに変換する前に一旦保存し、パス変換用にファイルをコピーする。
  6. テキストをすべて選択し、「オブジェクトをパスへ」を選択。
  7. それぞれのパスに切れがない、閉じたパスになっていることを確認する。
  8. 名前をつけて保存でファイルの種類を「プレーンSVG」を選択し保存する。

 

注意点

  • 文字をパス変換していない場合、FreeCAD側では線データではなくTEXTデータとして扱われるようです。Inkscape側で良さげなフォントを見つけて使用してもFreeCAD側にそのフォントがない場合は何も表示してくれません。
  • 7で閉じたパスになっていない場合、FreeCAD側で面データに変換できません。閉じていなければ「統合」でパスを閉じる。「統合」でうまくいかない場合は「分解」「結合」「パスをカット」などを使用してパスを加工し、最終的には「統合」で一つの閉じたパスになるよう頑張る。
  • 7が面倒であればとりあえず次のFreeCADに進み、面データが作成できない文字があればこの工程に戻ってくるのもあり。

 

FreeCADに取り込む

今回はオリジナルリスペクトで黒地に白文字を浮き出すようにします。

  1. 「ファイル」「インポート」より先程保存したファイルを選択し、「SVG as geometry」を選択し取り込む。
  2. 文字を曲線状に配置するための補助線など、不要なパスを削除する。
  3. 「Draft」を開き、「↑」矢印のコマンドで閉じたパスを面データに変換する。
  4. 「Part」を開き、面データを全て選択し「選択したスケッチを押し出し」コマンドで立体化する。
  5. 「O」「P」などのくり抜きが必要なデータはここで減算処理でくり抜く。
  6. ドーナツ状のプレートを作成し文字をいい感じに配置して完成。

注意点

  • 閉じたパスを面データに変換する際、既に中が黒く塗りつぶされているパスと文字データのパスは分けて変換すること。(全て一気に変換しようとしても何故かうまくいかない)
  • 押し出しでうまく立体にならない(面ではなく線が押し出されている)場合、閉じたパスになっていないと思われるため、Inkscapeの手順7に戻る

Curaスライサーでgcodeへ

今回は以下の設定で出力した。

  • 0.2mmノズルを使用
  • 印刷速度20mm/s
  • ビルドプレート接着タイプはブリム

 

出力結果

3Dプリンターからの出力物にそこらへんにあったシャシーコートブラックを吹き付けて、紙やすりで文字部分の塗装だけ剥いだものがこちらです。

さすがに矢印の中のPは小さすぎたようです、潰れています。

まあ100点ではないですがとりあえず見やすくなったのでヨシということで。

3Dプリンター ソフト設定・印刷時注意点・トラブルの覚え書き

3Dプリンターで小物を作っていますが、初めて印刷するときは少々苦労しましたので現在の個人的な設定やトラブルに対する対処を覚え書きとして記載します。

 

 

使用環境

使用している3DプリンターはTronxy XY-2 PROです。

 

ソフトウェアの環境は以下のとおりです。

3DCAD:FreeCAD 0.19 0.21.2 0.21.1

スライサ:Ultimaker Cura  4.12.1 5.6.0

 

FreeCAD

パーツの追加工は最小限に

一つの図形を何度も追加工するのではなく、パーツ・ボディーを細かく分けてできるだけ単純図形の組み合わせとすること。(何度も追加工した図形の最初の方の加工を変更する場合、後の追加工全てに影響がでるため)

 

印刷時の側面になる部分ははみ出しを考慮

印刷時の積層方向には平面が出るが、側面はフィラメントのはみ出しにより粗い。部品の摺動部は積層方向はクリアランスはそれほど必要ないが、側面ははみ出しを考慮し0.3mm前後のクリアランスを設けたほうが良い。

 

印刷向きを考えながら設計

隙間をできるだけ開けたくない場所は積層方向に設ける等、印刷時の向きを考えて設計すること。

 

ミラーリングは出来るだけ不使用

パーツのミラーリングは使用しないこと。(なぜかSTLのエクスポートができない、おま環かもしれないがソフトのバージョンアップで解決されることを願う)

 

複数のsurfaceを用いてカットする方法

1.カット元のsurfaceを「コンパウンドの作成」でまとめる

2.1で作成した"Compound"を「パート」メニューの「ソリッドに変換」でソリッドにする

3.2で作成した"Compound(Solid)"を使用してカットを行う。ただしソリッド化できない場合は※1へ

 

※1.1で作成した"Compound"を「Mesh」メニューより「シェイプからメッシュを作成」でメッシュを作成

※2.※1で作成したメッシュを「Part」メニューより「メッシュから形状を作成」

※3.※2で作成した形状を用いてカットを行う。

 

SVGファイルのインポートに失敗する場合

SVGファイルをインポートする際に、以下画面のように<class 'UnicodeDecodeError'>: 'cp932' codec can't decode byte 0x87 in position 7290: illegal multibyte sequence とエラーが出てインポートできなかった。

 

どうやらFreeCAD内部のpythonにて、インポートするSVGファイルの文字コードをCP932として扱っておりエラーが出ているもよう。

以下の2行をFreeCADのpythonコンソールに入力すると、使用されている文字コードを調べることができる。「CP932」が出てきたら該当。

import locale

locale.getpreferredencoding()

解決方法:コントロールパネル→「地域」設定→「管理」タブ→「システムロケールの変更」にて、「ベータ:ワールドワイド言語サポートでUnicode UTF-8を使用」にチェックを入れて再起動することでSVGファイルを読めるようになった。

やり方は以下サイトが詳しかったです。

WindowsでUnicodeDecodeError: 'cp932' codec can't decode byte... が出たときの対処方法 #Python - Qiita

 

(部品の座標ズレ対策)FreeCADバージョンは0.21.1を使う

2024年2月時点で最新版の0.21.2を使用していたが、STL形式でエクスポートしてCuraスライサーで開いた際に、一部のBodyの位置がズレる現象が発生した。

(Placementで位置を調整したBodyだけが原点に戻っている?)

0.21.1を再インストールしてエクスポートし直したら解消した。

Ultimaker Cura

OpenGL関係でソフト起動できない場合

バージョン5.2.1を使用した際、「Could not probe OpenGL. This program requires OpenGL 2.0 or higher. Please check your video card drivers.」と表示されソフトが起動できなかった。なおOpenGLは3.1が入っていたため問題ないはずだがなぜか起動しなかった。

新しいバージョンで発生している既知の問題のようで、4.12.1をダウンロードしインストールしたところ問題なく起動した。

上記のような問題が起きなければ最新版の使用を推奨。

 

設定画面の文字がぼやける

「Setting Visibility」(印刷時設定項目の表示・非表示を設定する画面)にて文字が見にくい場合、一番下までスクロールするときれいに読めるようになる。

(5.2.1では改善された)

 

プライムボルブ設定

「プライムボルブを有効にする」のチェックを外す?(「印刷前にフィラメントの小さな塊を作るかどうか」と記載があるが印刷前のフィラメント垂れはこれが原因?チェックを外して検証中)効果確認できず

 

ビルドプレート接着タイプは「ブリム」に

背の高い部品やABSなどの反りやすいフィラメントは印刷中に剥がれる可能性があるためブリムにしたほうが良い。(それでも反ることが多いが比較的マシ)

またブリムの印刷中にノズル高さを微調整することができる。

ブリムが不要でスカートにする場合でも、ノズル高さ調整のため「スカートライン数」で周回を若干増やしたほうが良い

 

初期レイヤー速度は遅めに

「初期レイヤー速度」の設定を有効とし、「10mm/s」とすること。初期レイヤーが定着することが重要、ブリム・スカートなどの印刷中にノズル高さを微調整すること。

PEIシート導入でノズル高さを調整することは少なくなったが、それでも「30mm/s」くらいとしている

 

0.2mmノズルは印刷速度を遅く

0.2mmノズルを使用する際は印刷速度を遅くすること。

0.2mmノズルは吐出量が少ない?印刷速度60mm/sだと隙間だらけでガタガタになった、20mm/sだときれいに印刷できた、30~50mm/sはまだ試していない。

安物ノズルが原因の可能性もあり。

 

インフィル密度は強度が必要な場合やアセトン処理する場合に上げる

「インフィル密度」は標準の20%でも良い、密度が高いとフィラメント使用量が増える。ただし造形物の強度に不安な場所がある(細い場所等がある)場合や、用途的に強度に不安がある等のときは密度を高めるなど、造形物に応じて調整する必要がある。

またアセトン処理する場合は、造形物に薄い場所があると形状を保てなくなるため、密度を上げておく。

 

印刷温度は造形が安定しないときに微調整

「印刷温度」は材料の標準値を基本とし、夏場の気温が高い場合で糸引きが多い場合は5℃~10℃ほど下げて様子見する。

高さのある印刷物で、高い場所の積層面で割れる場合は温度を5~10℃上げて様子見する。

 

文字などの細かい印刷を行う場合はプレビュー画面で確認

スライス後はプレビュー画面を確認し、問題ないことを確認すること。(特に細かい文字・模様など潰れがないか確認すること)

 

Mコード行にコメントを入力しないこと

手持ちのTronxy XY-2 PROでは、スタートコード・エンドコードのMコード行にコメントが記載されていると正しく動作しないためコメントを消すこと。

詳細は以下参照。

workshopmemo.hatenablog.com

 

 

Tronxy XY-2 PRO

ローラーの緩みがないか

各ローラーに緩みがないか確認すること。(ローラーがレールから浮いて手で回る場合、ナットを締めて調整すること)

 

フィラメントガイド取り付け

フィラメントセンサーの入口に以下のようなフィラメントガイドを付けたほうが良いと思われる。(センサー部入口の摩耗防止、以下URL参照)

https://www.thingiverse.com/thing:4438083/files

 

印刷ベッドの平面出し

付属のシート+四隅のダイヤルだけで平面を出すのは困難(不可能?)である。

明らかに高さが足りない場所はアルミホイルなどで調整すること。精度を求める場合はそもそもガラスベッドorPEIシートを検討すること。

PEIシートを使用することでそれなりの精度で平面が出せる、印刷物も剥がれやすいしPEIシート推奨、導入記事は以下参照。

workshopmemo.hatenablog.com

Zオフセットは印刷開始後に微調整

Zオフセットで重要なのはノズルとプレートの隙間を決まった値(紙1枚分)に調整することではなくフィラメントが定着するか否かであり、結局印刷してみないとわからないのである程度合わせたら適当で良い。結局は印刷中に微調整が必要。

付属ビルドシートを使用している時は印刷毎に微調整していたが、PEIシート導入により初回合わせるだけで安定して印刷できるようになった。

 

ブリム・スカートの定着を確認すること

印刷時は初期レイヤーの定着が重要である、ブリムやスカートの周回印刷中にノズルの高さを微調整すること。

ブリム・スカートが定着していない場合、高確率でモジャる。印刷毎に確認すること。(PEIシート導入でたまに確認するくらいで良くなった)

 

ビルドプレートとの定着

 PLAの場合:プレートにフィラメントが付かない場合は下げ、付いているが透けるほど薄い・周回で隣のラインとの余剰分で波打っている場合は上げる。標準プレートに定着し易いため押し付けるように印刷するとプレートから外れなくなる。

 ABSの場合:透けるほど薄く、周回で隣のラインとの間が余剰分で波打つレベルまで下げる。標準プレートに定着しにくいため簡単に外すことができる、やりすぎるとやっぱり剥がれなくなる。PLAと同レベルに調整すると定着が弱すぎ&収縮が強いため印刷中に剥がれる。

 

高さがある印刷物の積層面割れ対策

ABS樹脂は収縮が強く、高さがある印刷物は割れやすくなる。以下の設定を試してみること

・フィラメント温度を上げる(5~10℃)

・印刷速度を速くする(速度は検証中)

・ノズル径を太くする0.2mm→0.4mm

 

フィラメントの収縮でビルドプレートが歪む

標準ビルドプレートでは、ABS樹脂印刷時の収縮が強すぎてプレートそのものが歪んでしまう。PEIシート導入で解決、詳細は以下参照。

workshopmemo.hatenablog.com

 

スズキ ACROSS250 フロントスプロケット交換

今回はスズキ アクロス250のスプロケット交換について記載します。

ja.wikipedia.org

現在の私の愛車です、主に通勤に使用しています。

こちらのバイク、通常のタンク部分にメットインを搭載(フルフェイス入らない)、シートの下に細長いタンクを搭載(満タン12Lしか入らない)、45psの高回転型エンジン(燃費悪い=航続距離が短い)という皆さんご存知の迷車です。

 

ノーマル状態では60km/hで走るために約5500rpmを維持する必要があることや、高回転型のため常にある程度エンジン音が響くことから、6速の上に7速か8速まで欲しいと常々考えていました。

環境的にも騒音的にもよろしくないため、フロントスプロケットを交換することにしました。

 

今回購入したのはこちらの15丁です。

www.monotaro.com

純正は13丁、このスプロケットは16丁まで選べますが、以下のアマゾンレビューにてアクロス初期型はケースと干渉し取り付け不可とのレビューが有りました。

www.amazon.co.jp

私のアクロスも初期型のため、レビュー頂いた方に感謝の念を送りつつ15丁に交換した写真が以下となります。

写真の通りスプロケット右側のカバー止めボルトや、左下のカバーとのクリアランスがギリギリですが15丁なら入りました。

 

これにより回転数や燃費は以下のように変化しました。

・60km/h走行時の回転数約4900rpm

・燃費(満タン法) 交換前17km/L → 交換後20km/L

 

【まとめ】

燃費が上がったことで航続距離も伸びました、乗りやすくなりましたしギアを下げてパワーバンド(6000~7000rpm)まで持っていけば今まで通り加速も十分です。

 

もっと早くやっておけばと思っていますが、15丁に変えた後でも7速か8速が欲しいと思うくらいにはパワーが余っていますので、いずれリアスプロケットも手を付けたいと思います。

 

Fire TV Stick 4k Max ミラーリングが出来ない問題について

AmazonのFire TV Stick 4k Maxのミラーリングについて記載します。

 

セールで安かったので購入しましたが、購入初日に接続・アップデート後に早速スマホミラーリングしようとして接続できませんでした。

最終的には工場出荷状態に戻すことで接続できるようになりましたが、苦労しましたので試したことを記録として残します。

 

 

症状

Fire TV側はミラーリング待機状態。

スマホ側で「画面のキャスト」→「ワイヤレスディスプレイの有効化をON」→「Fire TV」を選択。

この状態でFire TV・スマホ共に接続中となるが、暫く待つと接続されずにミラーリングが終了する。

 

試したこと

1.Fire TVのアップデート

2.スマホのアップデート確認(最新版であったためアップデートは実施せず)

3.Fire TVの再起動(リモコンの選択ボタンと再生ボタン▷を同時長押し)

4.スマホの再起動

5.Fire TV・スマホ共にWifiを5G帯から2.4G帯に変更(効果なかったため戻した)

6.スマホ機内モードON・OFF

7.ルーターの再起動

8.Fire TVのIPアドレスを変更(ルーターからMACアドレスに対しIP割付)

9.接続するテレビ自体を変更

10.接続するスマホ自体を変更

11.ホーム画面からのミラーリングと設定画面からのミラーリングをどちらも試行

12.Amazonアカウントを一旦解除し再登録

 

以上を試しましたが、症状は変わりませんでした

 

対応

最終的に下記ページ内の8番に書かれている工場出荷状態へのリセットを行い、リセット後にFire TVのアップデートを行うことで接続できるようになりました。

(リセット後の初回起動時にアップデートしていますと表示されますが、その後にもう一度手動でアップデートを行いました)

Amazon Digital and Device Forums - JP

 

リセット方法は「戻る」と「方向キー右」を10秒間長押しで工場出荷状態となりますが、端末内のデータやアカウントの紐付け等消えるので十分注意して実施下さい。

 

 

結局原因は不明なままですが、買ったばかりで初期化しても実害なかったのでヨシということで。