作業場のメモ

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プロジェクター(X10-4K)の表示遅延について

今回はプロジェクターの表示遅延について記載します。

 

現在使用しているプロジェクターはViewSonic X10-4kです。

www.viewsonic.com

このプロジェクターをAVアンプ購入前は以下のように接続して使用しておりました。

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この時に問題となったのが音ズレです、映像が遅く、音が早い状態となっていました。

 

これまではプロジェクターではなく液晶テレビに接続していましたので、特に遅延を感じた事はありませんでしたが、やはりプロジェクターとなるとそれなりに遅延が発生するようです。

 

そこでどの程度の遅延なのか、液晶テレビREGZA 32ZP2)とざっくり比較してみました。

 

比較方法については良い方法が思いつかなかったので、以下の構成でPCからテレビとプロジェクターそれぞれにミラーリングで接続した状態で動画を再生、それをスマホのカメラで録画(29.97fps)、場面切り替わり等のタイミングにてコマ送りで何フレーム遅れているかを確認することにしました。

 

モードはどちらもゲームモードではなく、普段使用するであろう映像のモードでの比較なので、実際の遅延秒数は不明ですが以下の通りとなりました。

 

X10-4k

フレーム補正無し:テレビ+4フレーム

フレーム補正低 :テレビ+7フレーム

フレーム補正中 :テレビ+7フレーム

フレーム補正高 :テレビ+7フレーム

 

測定環境や計算に誤りがないか自信がないですが、スマホの撮影動画1フレームを約33msとすると4フレームで約132ms、7フレームで約231msの遅延となります。

 

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実際にpcでの動画再生時にMPC-HCを使用し、音声遅延を200msに設定すると合っているように感じました。

(ちなみにサポートに問い合わせしたところ、フレーム補間無しのゲームモードで入力遅延66msとのことでした)

 

しかしこれではMPC-HCでの再生は良いですが、Youtubeアマゾンプライムビデオ等のブラウザで再生する動画では音声遅延の設定が出来ないため、PC側では音ズレを完全には解消出来ません。

 

まとめ

今回の話はX10-4kに限った話ではなく、入力映像の高解像度化やフレーム補間を行う他の映像機器でも同様のため、音ズレを完全に解消するためには以下のいずれかの方法を取る必要があります。

 

1.映像機器内臓のスピーカーから音を鳴らす

2.映像機器のヘッドホン端子からステレオアンプに接続

3.映像機器の光デジタル端子からAVアンプに接続

4.映像機器のHDMI端子がARC対応であれば、AVアンプとHDMIで接続する

5.AVアンプの音声遅延設定を使用する

 

X10-4kはARC非対応でしたので、色々と迷った結果、少々面倒ですがAVアンプを購入し5番の方法を取ることとしました。

5番を選んだ経緯は別記事にしようと思います。